TomcatにBlazeDSをインストールする。

読んだついでにTomcatへのインストールガイドを訳してみた。

Installation Guide – BlazeDS – Confluence

Tomcat


BlazeDSをTomcatで使うためには、warファイルを配置した後に以下の作業が必要です。
(BlazeDSに同梱されているTomcatを使用する場合は必要ありません。)

  1. 最大メモリを512MB以上に設定します。
    具体的には、JAVA_OPTSにJVMの最大ヒープサイズを指定するオプションを追加します。
    オプション:-Xmx512m
  2. (オプション)
    カスタム認証を有効化するために、blazeds_root/resources/security/tomcatにあるライブラリを配置します。
    (※ BlazeDSアーカイブのルートをblazeds_root、Tomcatのインストールルートをtomcat_rootとそれぞれ記述する。)

    1. flex-tomcat-common.jarをtomcat_root/lib/blazedsへコピー
    2. flex-tomcat-server.jarをtomcat_root/lib/blazedsへコピー
    3. これらのjarにパスが通るように、tomcat_root/conf/catalina.propertiesを編集します。
      具体的には、common.loaderの末尾に${catalina.home}/lib/blazeds/*.jarを追加します。
    4. <Valve className="flex.messaging.security.TomcatValve"/>タグをContextディスクリプタに追加します。
      例えば、BlazeDS samples WARなら以下のようになります。

      <Context path="/samples" docBase="${catalina.home}/webapps/samples" debug="0">
      <Valve className="flex.messaging.security.TomcatValve"/>
      </Context>

      これで現在のレルムに対して認証ができるようになりました。通常、この認証に使われるユーザ情報はtomcat_root/conf/tomcat-users.xmlに格納されています。
      レルムについて詳しくはTomcatのドキュメントを、カスタム認証についてはBlazeDSのドキュメントをご覧ください。

    5. BlazeDS WARの/WEB-INF/flex/services-config.xmlにある<login-command>タグを有効化する必要があります。
      Tomcatに対しては、<security>タグ内が下記のようになっていることを確認してください。

      <security>
      <login-command class="flex.messaging.security.TomcatLoginCommand" server="Tomcat" />
      ...
      </security>
  3. (オプション)
    JMSAdapterをメッセージサービスに使用するなら、JMSプロバイダ(activeMQやopenJMS)をインストールして使えるようにしておく必要があります。
  4. 以上の作業が終了したら、Tomcatを再起動します。
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