Rubyについて、いわゆる言語の習得を主目的としたものではありません。
たとえば、
- とあるプログラマが自分の理想とするソフトウェア開発を求め、どう行動していったか。
- Rubyで開発をしているチームは普段どんな感じでプロジェクトを進めているか。
- コミュニティにはどんなものがあって、参加するためにはどうしたらよいか。
のように、日頃からアンテナを張り続けていなくては見つからないような、アンテナを伸ばしていく方向を教えてくれる一式を詰め込んだ「イントロダクションパック」といった感じの本でした。
もちろんRubyやRailsについての技術的な話も出てきますが、それも最低限に留められています。
そして各章で触れられている事柄について、さらに知見を広めるにはどんな本を読んだら良いかが巻末にまとめられています。
「Ruby」に興味を持ったけど、どんなことがいいのかよく分からない、どう手を付けたら良いのか分からないという段階の方にとくにおすすめの本だと思います。
ちょうどこの段階っぽい方が身近に居るので、おすすめすることにします。