日本Ruby会議2011は全ての日程を終了いたしました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
うまくまとめられずに下書きのままだったのですが、ちょうど1ヶ月ということでがんばってまとめたので公開します。
会議そのものについてはレポート班のみなさまのレポートを始め、すでに多数の方が書かれているので自分のことを書こうと思います。
2008年
自分のRuby会議は2008年が初めてでした。当時勤めていた会社が弾けた勢いでフリーランスとなった直後で、しかも元同僚にRubyを触っていた人もほとんど居なかったため、単独での参加でした。
セッションはほぼ座りっぱなしで聞いていたため一人でも大丈夫だったのですが、問題は懇親会。会場に入るとすでに面識がある方同士がところどころで輪を作って談笑されていて、遠巻きにそれを眺めながらひたすらオードブルやら寿司やらを皿に取り、それと一緒にグラスを持って会場をぐるっと回って元の位置に戻って食べる。を繰り返していました。何人かそれ以前に面識のある方もいらっしゃったのですが、みなさんすでに輪の中に入られていて、そこへ入っていって話しかける勇気はありませんでした。途中で@kakutaniさんが「去年食べるものが少なかったって言ってたから今年増やしたんだから、おまえら残さないでちゃんと食えよー。」みたいな事をアナウンスしていて、「僕は十分いただいていますもうお腹いっぱいです。」などと頭の中で独りごちたのをよく覚えています。
そしてそのまま懇親会は終わり、帰りの電車で窓の外を眺めながら、来年はあの楽しそうな輪の中に入ろう、と思ったのでした。
2009年
2008年の懇親会で残念な思いをしてから、すでに知っている分野の勉強会を中心に小さめのイベントに積極的に参加しました。規模が大きいとその中で輪がいくつか出来てしまうけれど、小さければ必然的にひとつになる、そうすれば会話にも入りやすい。そう考えたからでした。結果としてRuby会議の会場でもたくさんの方とお話しでき、ネタのタイミングも合ってRejectKaigiでなんとか前に出ることも出来ました。(ぐだぐだではありましたが。)2008年からここまで「知り合う」ことにこだわっているのは、楽しそうにしている輪を見つけたら自分も中に入りたいから、でした。しかし根が人見知りなので、面識のない方ばかりのところへ飛び込む勇気はないのです。すでに面識がある方が中に居れば「こんにちはー」って入って行きやすいだろう、そんな理由でした。
2010年
ブログ:なし
この年も参加はしていたものの、いろいろテンパっていた時期で行動力がだいぶ低下していて、ブログを書くことすら出来てませんでした。せっかく春に出た本を宣伝するチャンスだったのですが、それが出来なかったのが残念でした。
2011年
ブログ:これ
そして今年。都合が合わず最後までスタッフとして参加することは出来ませんでしたが、参加者として満喫させていただきました。闇RubyKaigiではあまりRubyに関係ないネタも大急ぎで披露させていただきました。毎回セッションもすばらしいのですが、振り返ると自分にとってのRuby会議とは「みんなに会いに行く場所」でした。日頃からネットを通して活躍を拝見してはいるのですが、やはり実際にお会いすると自分もがんばろうという気持ちの高まりが違います。そんな気持ちは年間を通して上下している不安定なものなのですが、Ruby会議に参加するとかならず一定量高まるので、頼りになるモチべージョンアッパーでした。マラソンなら給水所、カーレースならピットといったところでしょうか。
さてそろそろ1ヶ月目も終わってしまうので、最後にRuby会議を運営してくださったスタッフのみなさまと、影響を与えていただいた他の参加者のみなさまにお礼を言いつつ、「公開」ボタンを押そうと思います。
いままで素晴らしい場所をありがとうございました!そしてまた別の場所で、これからもよろしくお願いいたします!
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